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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「クラスルーム」を読んでみた

Books

見知らぬ”同級生”からの同窓会の案内が届いた。10年前の教室が舞台。暴力教師のために暗い中学時代を過ごした生徒たち。同窓会の目的は?
一人称で語られる「私」とは誰か......?

物語の切り口はワクワクさせる。
だけど、軽いんだよね、何もかもが・・・。
暴力教師って設定なのに、そこまでの暴力は描かれていない。自分の中学時代なんか、ここに描かれているような教師はザラに居たけどなぁ。この程度の教師で、生徒が震え上がるっていうのも、納得しがたいんだよなぁ。ましてや、夏休みに学校でイタズラを仕掛けて復讐しようと思うほどの教師か、はなはだ疑問・・・。

その10年後、同窓会のために集まった生徒と教師。
ほんの少しのホラーテイストを味わった後、真相が明らかになってからの脱力感・・・。
かなり強引な着地だよ、これ。
いろんな伏線があり回収はされている。
プロローグと同じ文章を結末に持ってきて、読者に新しい事実を明らかにする、っていう手法も好感度高いんだけどなぁ。文章が軽くて、内容にマッチしてない。

謎を描いてる部分は、興味を掻き立てる描写なんだけど、他の部分はラノベみたいな感じだ。(まぁ、ラノベってのをあまり読まないから、よくは知らないけど)。
中学生向けに書いたような小説だった。

折原さんの「━者」シリーズはかなり好きなシリーズなんだけど、あちらの持ってる作風・雰囲気とはかなり異なる。同じ作者とは思えないような・・・。

☆2個

背表紙~

栗橋北中3年B組は恐怖に支配されていた。竹刀を手放さない暴力教師 桜木慎二。優等生とワルとが手を組んで、夏の夜、桜木を懲らしめようと呼び出した同じ教室で、10年後、夜のクラス会が開かれるという。だが案内状の差出人 長谷川達彦を知るものはいない。苦い思い出の校舎で、明かされる驚くべき真相とは!?

別にラノベが悪いとは思わないけど、物語の切り口と合ってないからなぁ。軽い文章で3時間もかからず読了できたけどね。

 

 

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感想(2件)