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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「陽気なギャングが地球を回す」を読んでみた

Books

伊坂さんの作品群のなかでは初期の作品(長編3作目)にあたる本書、読んでみた。面白かったなぁ。

四人の銀行強盗の話。この四人、みんな個性的なんだよね、
瞬時に相手のウソを見抜く成瀬、訳のわからない演説が得意な響野、動物好きで天才的スリの久遠、正確な体内時計を持つ紅一点の雪子。
この四人が銀行を襲撃してお金を奪う事に成功するのだが、逃走中に同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯にお金を横取りされて・・・。
展開もスピーディでとても読みやすい。

人物を描くときに、特徴を出すためにデフォルメし過ぎると、マンガみたいになって嫌味しか感じないけど、伊坂さんの上手さは、この嫌味になる手前で止めてるとこ。
「あ~、こういう人、居そうだよね」と思わせるところは伊坂さんの腕なんだよなぁ。
「こんな奴、居るわけないじゃん!」って思わせないとこは、読んでいても心地よいのだ。

軽妙な会話も魅力だ。世の中に向かって、正面から論を述べるんじゃなくて、チョット斜めの視点から核心を突く発言がポンポン出てくるのも楽しい。
「正しいことが人をいつも幸せにするとも限らない」

伊坂さんの作品だけあって、伏線も張り巡らされてる。冒頭のニセ警官やフラッシュレスカメラ、グルーシェニカー等々。本格推理小説じゃないから、凝った伏線なんかは無いけど、その分、読みやすいし好感度高いな。

☆4個

背表紙~

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!

続編も出てるようなので読んでみることにする。
それにしても伊坂さん、博覧強記!

 

 

陽気なギャングが地球を回す [ 伊坂幸太郎 ]

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感想(183件)

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