読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「冤罪者」を読んでみた

Books
長かったけど、ほぼ一気読みできる充実度。連続女性暴行殺人事件の犯人として逮捕された男と、その男を取り巻く人物達の物語。
しかし、何というか・・・登場人物たちがみな癖があって、飽きさせない。
語り手の判らないモノローグなんかは、ラストへの期待感を増幅させる。読み始めから中盤までは、事件のあらましとそれに関わる事になったフリーライター控訴審で無罪となり釈放されるまでを抑えた筆致で描いている。
中盤からラストまでは、もう怒濤の展開で頭がついて行けないぐらいの疾走感・・・。

読了後、知った事だけど、モデルとなった事件があるそうで、明らかに小野悦男をモデルとしているそうだ。wiki等でいろいろ調べたところ、確かに小野悦男をモデルとしてる。この事件で小野悦男を弁護した左巻きの弁護士やら文化人は、どう考えるのかね?などと本書と関係のない事まで思案してみた・・・。

この長さでほぼ一気読みさせる内容は申し分ないと思うけど、ラストが好みじゃないので、☆4個。

完璧な勧善懲悪で終わってたらなぁ・・・。
自分にとっては中途半端な結末。