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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「雨に泣いてる」を読んでみた

Books
新聞の広告欄で目にして、気になったのでチェックして、さっそく図書館で予約。運良く、早く借りることが出来た。
初の真山作品。期待して読み始めた。で、一気読み!
なかなか引き込ませる文章で、読みやすい。

3.11の大震災の取材に赴く新聞記者の視点を軸に、被災して亡くなった僧侶の過去の放火殺人事件を絡めて物語は進んでいく。
登場人物たちも人間臭く描かれていて、リアリティがあるんだけど、ただ一人、若手の女性記者の描き方が良くない。世間知らずで猪突猛進、自分の意見を押し通そうとする姿はデフォルメされ過ぎて、現実感が薄れている。重要な役どころだけに、デフォルメが逆効果になってしまっている感じで、読んでいても嫌悪感しか湧いてこなかった。他の人物たちが現実世界に居そうなリアリティが有るだけに、もったいない。この部分で-☆1個。

放火殺人事件の動機なんかも、現実にありそうな話で怖さを感じさせる。

読みやすい文章で、一気読みさせる内容は☆5個でも良いんだけど、デフォルメされた女性記者の部分を差し引いて☆4個。