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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「何者」を読んでみた

Books
朝井リョウ直木賞受賞作。
一気読みしてしまった。
就活している若者5人の姿を描いているんだが、人間なら誰しもが持っている心の暗部を上手く描いてる。いやはや脱帽してしまった。

語り手である二宮拓人・・・物語の中で、「んっ?」と思わせる行動もあるんだが、好感を持てる人物として描かれている。それが、ラスト近く、この語り手も人間の暗部を持っていたことがわかり、なかなか衝撃的だった。「んっ?」と思わせる行動が、上手い伏線になってる。下手なミステリーよりも、よっぽど世界観が暗転してしまった。


光太郎が一番、純粋な心を持ってたのかなぁ・・・。

ラストは、ハッピーエンドで大団円って小説じゃないけど、何度も読み返してみたくなる気がする。
☆5個

背表紙より~

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから。端月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が彼らの関係を次第に変えて・・・。