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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「アルキメデスは手を汚さない」を読んでみた

Books

高校時代に小峰元にハマッてた時期があって、本書をはじめ「ピタゴラス豆畑に死す」や「ソクラテス最期の弁明」、「パスカルの鼻は長かった」なんかを読みまくってたんだが、30年ぶり以上になるが再読。


というのも、2006年に復刊されてたそうで、たまたま入ったブックオフで見つけて即購入。


青春推理のパイオニアらしく、本書も高校生を扱った作品。さすがに30年の時を越えての再読となると、ほとんど内容を覚えていず、初読のような感じだったが、当時はこういうのを読んでたんだなぁ、と感慨。もっとも当時と今とでは、感じ方も違う。当時は同世代の群像劇を楽しむような読書だったが、さすがにこの歳になると感じ方も変わってきて当然か。



密室の謎やらアリバイ崩し等、読書暦を重ねた今となっては少々、物足りなさも感じるが、テンポが良いので一気に読めてしまうのは好感。トリックやら動機の面でちょっと小粒感。

ただ残念なのは、どうせ復刊するなら当時の文庫本のままにカバーデザインも当時と同じデザインにして欲しかったな。あの頃の文庫本のデザインはお茶目でシリーズを集めるのが楽しかったんだが、この復刊した本書のデザインはいただけない。まぁ、内容には関係ないけど・・・。

高校時代を懐かしく思い出すことが出来た一冊だった。

☆3個


背表紙より~
アルキメデス」という不可解な言葉だけを残して、女子高生・美雪は絶命。さらにクラスメートが教室で毒殺未遂に倒れ、行方不明者も出て、学内は騒然!大人たちも巻き込んだミステリアスな事件の真相は?70年代の学園を舞台に、若者の友情と反抗を描く伝説の青春ミステリー。江戸川乱歩賞受賞作。