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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「九月が永遠に続けば」を読んでみた

Books

読んでて感じてたんだが、テンポの良くない小説。解説には文章力で読ませるとあったが、これが評価される文章なのかは自分的には疑問。

高校生の一人息子の失踪に始まり、若い愛人の事故死、離婚した夫の娘の自殺・・・なんだか構成的には読書欲をそそる構成なんだけど、なにしろテンポが悪くて・・・。読んでいくうえでのリズム感とでも言うのかな、それが自分には合わなかった。

高校生の男子を一目で狂わせるような魅力的な女性って、そうそう居ないだろ。10歳以上も年上なんだし・・・。しかも母親を残して失踪させるほどの魅力とか、普通に読んでて現実感がなかった。
冬子にしても、まわりの男を夢中にさせるような魅力が描ききれてない。
だから読んでる間、「こんな事、普通、ありうるか?」って疑問がいろいろな場面で出てきた。息子に失踪された母親の心情や、その母親に何かと世話を焼く関西弁のオッサン等はよく描かれてるだけに、亜沙実や冬子の心情が分からないのが不満点。コントラストと言えばそれまでだけど、この辺はまったく好みじゃない。

そもそも、亜沙実や冬子に男が狂う理由が薄弱。美しいという理由だけでは、はなはだ説得力に欠ける。ましてや、冬子の行動の理由も分からない。

登場人物も好きになれないし、テンポも悪く、読後感も良くない。

☆2個程度かなぁと迷ったけど、初の沼田作品だし、事故死の犯人が捕まった事だし、☆3個

背表紙~
高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、判れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死で探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。

自分の感覚では、これサスペンスって言えるかな?って思うけどな。