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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「永遠の仔」上・下巻 を読んでみた

Books

10年チョット前に、かなり話題になった本書だが、遅ればせながら読んでみた。

児童虐待などの理由により児童養護施設で育った3人の主人公が、看護師、警察官、弁護士となって再会し、過去のトラウマに悩まされながら、助け合って生きていこうとする物語、

親子関係の暗部などをモチーフに構成されている。

上下巻で、かなりの分量だったが、読みごたえはある。退屈させない展開も良かった。

人間の心理や葛藤などを描き込んでおり、推理小説としてよりも、人間を描いた小説として読みごたえは充分。

読後の感動というものと違い、せつなさが込み上げてくる作品。

ハッピーエンドではないが、自分としては珍しく☆5個。

推理小説という観点からみると、17年前の事件は別として、2件の女性殺害の動機が、やや弱いかな。
その点を差し引いても、充分に納得できる作品。