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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「ゴールデンスランバー」を読んでみた

Books

よく練られた物語ではある。

各所に伏線が有り、きちんと回収もされている。登場人物も魅力的に描かれており、彼らのやり取りや会話も楽しめる内容だ。また示唆に富む文章も多く、退屈させない。

ただ、結末がダメだな。謎は謎のまま残り、白黒ハッキリさせてない。
これは、まったく好みじゃない。最後にハッピーエンドになるにしても、悪党がほくそ笑むにしても、もう少しきちんと描いてくれないと、後味が悪い。

ケネディ暗殺をパロッてる部分(ラジコンヘリが飛ばされたのが教科書倉庫ビル)など、随所にちょっとした仕掛けを置いてるのは面白いが、別にケネディのファンでも何でもない自分には、なんと言う事もない。


ちなみに、アメリカの歴史学者達のアンケートでは、歴代大統領ランキングでケネディはかなり下位。つまり人気先行型。まぁ、暗殺されれば、どんな愚大統領でも大衆ウケはするようで・・・。

結末まで面白く読んだだけに、結末が残念な一冊。


ゴールデンスランバー (新潮文庫)


伊坂 幸太郎
新潮社
2010-11-26