読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「誰も戦争を教えられない」を読んでみた

Books

作者が世界各国の戦争博物館を巡っての戦争考。

う~ん、合わないな。

・脚注が多すぎる。
・本文(脚注を含む)に、ちゃかした記述が多い。この手の本には無用と思う。そもそも、ちゃかした文章は内容にそぐわない。読んでるこちらまでバカにされてるような気になった。
・博物館にエンターテインメント性を必要と思わない。

作者は、博物館にはエンターテインメント性が必要と書いてるが、そうは思わない自分としては、基本的な立ち位置が異なる。
今の若者は戦争を知らないという事を書いているが、学ぶ場所はいくらでも有る。書籍や映画などだけでも、いくらでも学ぶ事は出来る。

もちろん作者の言うように、同じ戦争を体験した者でも、それぞれの環境、立場等で戦争の感じ方、受け止め方は変わってる。だから、いろいろな書籍を読み比べ、いろいろな映画を観ることで、それぞれ個人が戦争を学ぶ事はできると思う。そのあたりの基本的な考え方が違うから、読んでいてもつまらなかった。
今の若者は、ただ単に学ぶ姿勢が足りないだけ。


アメリカ、中国、ドイツ、イタリア、韓国・・・各国の博物館を見ることで、その国が「あの戦争」をどう受け止めているかを考察する試みは良いと思うけど、それは作者の言ってる「大きな記憶」をめぐる旅でしかない。
それぞれ個人には、それぞれの「小さな記憶」があり、その「小さな記憶」を語れる人たちが、だんだん少なくなっている現代を憂えている部分は共感。


自分は別に戦争オタクでも軍事オタクでもないけど、戦争の事を知らなすぎる若者が多いという記述には唖然。

作者を責めるわけではないけど、いろんな意味で甘やかされて育った現代の若者の姿も垣間見える一冊。


そういう自分も古い上の世代からは「新人類」などと呼ばれた世代だが、あまりにも無知な下の世代に呆れた・・・。