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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「水車館の殺人」を読んでみた

Books

綾辻行人館シリーズ第二作。

う~ん、水準以上の面白さはあるけど、なんとなく物足りない感じだった。

過去と現在を交互に描いてるんだけど、一人称と三人称の書き分け・・・。読んでいる時、なんかだか違和感を感じてたんだけど、読後、つまり謎が解明されて、この書き分けが違和感の原因かと納得。ボ~ッと読んでいても、張られた伏線に気がつかないなぁ、と反省。
登場人物の一人が仮面をかぶってる時点で「入れ替わり」を予感させる(実際、入れ替わりはあった)が、この書き分けを注意していれば、もっと楽しめたかもしれない。
密室から男が消える謎なども、言われてみれば、「あ~、なるほど」と思わせる解法。

幻視画家、藤沼一成の遺作「幻影群像」が明らかになったシーンは、「おっ!」と思わせるが、強烈な驚きというほどのものではない。
探偵役・島田潔が謎を解明するのも、やや唐突感がある。

☆3個

背表紙~
古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く!
密室から男が消失したことと、一年前の奇怪な殺人とは、どう関連するか?
驚異の仕掛けをひそませた野心作。

入れ替わりにしても、密室のトリックにしてもヒネリは効いてるんだけど、なんか小粒感・・・。



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感想(11件)