読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「ルームメイト」を読んでみた

Books

初の今邑彩の作品。
多重人格モノと知っての読書だったけど、早いテンポで進むストーリーで一気読み。

というか、テンポ良すぎ!

プロットとか秀逸だと思うし、後半に向けて謎が深まっていくストーリーの組み立ても好みだけど、なにしろテンポが速すぎて・・・まるでライトノベル。なんというか、文章に情緒が無い。
いくらミステリーとは言え、ある程度の情景描写、心理描写なんかは必要だと思う自分には減点材料。テンポの良さと情景・心理の描写が両立されてないと感じた。
この小説のプロットで、もっと丁寧に書き込めば、すごい小説だと思うけど・・・。

☆4個

賛否両論ある「モノローグ4」だけど、う~ん、これは微妙なところ。兄・健介が心に棲みついた理由は解るけど、工藤謙介が住み着いた理由が解りづらい。この辺りも丁寧に書き込んでくれれば満足できたんだけど・・・。

背表紙~
私は彼女の事を何も知らなかったのか・・・?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出遭う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが・・・・・・。

浦賀和宏「彼女は存在しない」も多重人格を扱った作品だけど、こちらの文章の方が情緒的で好み。プロットは申し分ないだけに、もったいない印象。

ルームメイト [ 今邑彩 ]

価格:843円
(2015/8/29 00:49時点)
感想(15件)