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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「沈底魚」を読んでみた

Books

初の曽根啓介作品。

たしかに面白い。二転三転するストーリー展開も一気読みさせる推進力になってる。

日本で暗躍するスパイ、警察の外事二課・・・エンタメ小説としては、「これ、面白そうだな」と思わせる素材が満載。

ただ、テンポが速すぎる。これは先日読了した「ルームメイト」と同じようなテンポ。
登場人物の内面があまり描かれてない。
ストーリの性質上、硬派な文体とでも言うか、あまり心情などを描かない方が良いのかもしれないけど、物語の展開が速いだけに、心情などの描写が無いと、読み終わった後、頭の中に余韻も何も残らなかった・・・。

背表紙~
現職国会議員に中国のスパイがいるという情報によって、極秘に警視庁外事課に操作本部が設置された。指揮官として警察庁から女性キャリア理事官が送り込まれるが、百戦錬磨の捜査員たちは独自に操作を進める。その線上に浮かんだのは、次期総理の呼び声高い芥川健太郎だった。第53回江戸川乱歩賞受賞作。

会話にハードボイルド的な台詞もあり、実際、ハードボイルドタッチな文章で読みやすいのは事実。3~4時間で一気に読めるし、暇な休日なんかに読むのに良いかも。

☆3個

もうちょっと人物が丁寧に描かれてたら、読後の印象も変わったかもしれないな。

沈底魚 [ 曽根圭介 ]

価格:679円
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感想(10件)