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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「幼年期の終わり」を読んでみた

Books

50年以上前に書かれた作品だけど、まさにSF史に残る傑作。
さすがに訳文がいささか古臭く感じるけど、当時、この内容の作品が書かれたことに驚く。ありきたりなSFにありがちの表面だけ賑やかな小説とちがって、こちらは哲学的でさえある。
明らかにこの小説に影響を受けた小説やハリウッド映画も見受けられるし、後世に残した足跡は大きいと思う。

・プロローグ
・地球と上帝たち
・黄金時代
・最後の世代

の四部からなる構成で、それぞれの章で少しずつ時代が進んでる。その時代の中で生きる人々の生活や思想なども上手く描かれていて、なるほどなぁ、と思う記述も多々あり、作者クラークの深い洞察力に驚かされた。

ラストはハッピーエンドと言えるのか、言えないのか・・・微妙なところだけど、宇宙の未来、宇宙を動かしている神?(のような存在)に想いを巡らせてしまうような余韻の残り方。まさに哲学的な内容。

☆4個(訳文が良ければ5個)

いわゆるハードSFに分類される小説だと思うけど、読書慣れ(SF慣れ)してない人がいきなり読むと、けっこう辛いかも・・・。自分も高校時代に友達に薦められて読み始めたけど、第一部・地球と上帝たちの章で投げ出してしまった。
今回、読了することが出来て満足。

背表紙~
人類が宇宙に進出したその日、巨大宇宙船団が地球の空を覆った。やがて人々の頭の中に一つの言葉がこだまする-人類はもはや孤独ではない。それから50年、人類より遥かに高度の知能と技術を有するエイリアンは、その姿を現すことなく、平和裡に地球管理を行っていた。彼らの真の目的は?宇宙知性との遭遇によって新たな道を歩みだす人類の姿を、巨匠が詩情豊かに描きあげたSF史上屈指の名作。

A・C・クラーク



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