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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「江戸川乱歩傑作選」を読んでみた

Books

小学校の図書室に並んでいた江戸川乱歩の本を読んで以来、数十年ぶりに江戸川乱歩を読んでみたくなり読了。

さすがに小学生時代より読解力も情景想像力も増している現在だから、当時、感じたであろう感想とは異なるわけで・・・。

九編からなる乱歩の初期の短編集。この歳になって読んで感じた事・・・
う~ん、古くさいな。


悪い意味での古くさいではなく、日本の推理小説の黎明期を開いた乱歩の足跡を否定するものではないんだが、本屋に行けばありとあらゆるミステリーが溢れている現在のミステリー界の作品と比べると、どうしても古い感じは否めない(トリック等)
ただ、これらの作品群によって、日本の推理小説を開眼させた功績は評価されるべきだと思う。

また、この短編集によって大正期の若い知識人の思考や生活が垣間見えるのも読んでいて退屈させない要素だったと思う。

自分の好みとしは「芋虫」が最も好み。これは現在でも充分通用すると思う。反戦小説として捉える向きもあるようだけど、自分はそこまでの深読みはしたくない。
人間椅子」なんかも「あっ!」と言わせるラストで楽しめた。

☆3個

背表紙~
日本における本格探偵小説を確立したばかりではなく、恐怖小説とでも呼ぶべき芸術小説をも創り出した乱歩の初期を代表する傑作9編を収める。特異な暗号コードによる巧妙なトリックを用いた処女作「二銭銅貨」、苦痛と快楽と惨劇を描いて著者の怪奇趣味の極限を代表する「芋虫」、他に「二廃人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」。



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