読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「殺人鬼フジコの衝動」を読んでみた

Books

最近、「イヤミス」なんて言う言葉があることを知り、それ何だ?って思ってたんだが、湊かなえとか沼田まほかるなんかが書くミステリのことらしい。
つまり、読後感が嫌な気分になるミステリ・・・。

で、本書。初の真梨幸子作品。以前、いろいろ評判になってたんだが、遅ればせながら読んでみた。

うん、よく出来てると思う。
ある程度の「どんでん返し」感もあるし、ページをめくる手が止まることはなかったけど、それだけ、って気もする作品だったな。

最後まで読んで、第一章が早季子の記述だったのには驚かされた。ここが一番の売りの部分なのかな。
児童虐待・ネグレクトなんかの描写はとてもよく描かれてるし、小中学校時代の描写も心理面も含めて丁寧に描かれていて引き込まれる。
ただ、その反面、殺人にいたる心理なんかは丁寧に描かれていないし、行為そのものも描写されていないし、子供時代の描写と比べるとかなり急ぎ足手抜き感・・・。

ここが大きな減点ポイント。

☆3個

背表紙~

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして新たな人生を歩み始めた十一歳の少女。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「人生は、薔薇色のお菓子のよう」。呟きながら、またひとり彼女は殺す。何がいたいけな少女を伝説の殺人鬼にしてしまったのか?精緻に織り上げられた謎のタペストリ。最後の一行を読んだ時、あなたは著者が仕掛けたたくらみに戦慄し、その哀しみに慟哭する・・・!

別に戦慄はしなかったけどな。もっと長くなっても良いから、丁寧に書き込んでくれた方が、じっくり味わえた作品だと思うけど、こう展開が早いんじゃ味わうも何も・・・。

続編も出てるらしいけど、もう読まないかな。



殺人鬼フジコの衝動 [ 真梨幸子 ]

価格:699円
(2016/1/28 12:00時点)
感想(50件)