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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身男のノート

アキラです。バツ無し独身男のノート。

「アイネクライネナハトムジーク」を読んでみた

Books

久しぶりの伊坂さんの作品。
テーマは「出会い」なのかな?本の帯にあるとおり、ごく普通の人たちが巻き起こす、小さな奇跡の物語、

六編からなる短編集だが、様々な人物が登場し、時間軸も現在から過去、過去から現在へ・・・。
登場人物たちが、それぞれの短編で繋がりをもっているため、頭の中で人物相関図を描いて読みすすめた。
このあたりの人物配置、というか終章での伏線?のまとめ方は、伊坂さんの得意とするところなんだろうなぁ。スマートにまとめられていて、読み終わったあとも気分がホンワカしてる。

奥さんに逃げられたサラリーマン、ボクシングの元ヘビー級チャンピオン、化粧品会社のOLなどなど、どの人物も魅力的だ。特にお気に入りになったのが、織田一真
いいなぁ、こういう男になりたいなぁ
って切実に思ったな。
なれないけど(笑)

伊坂さんの作品は、どれも会話がお洒落なんだけど、特に織田の発言は、お洒落&風刺が効いてて、ニヤリとさせられるものが多かった。

「いいか、後になって、『あの時、あそこにいたのが彼女で本当に良かった』って幸運に感謝できるようなのが、一番幸せなんだよ」


あ~、自分もこんなセリフ、言ってみたい!

超能力も殺し屋も出てこない、ごく普通の人たちが織り成す伊坂ワールド。満足しました!

☆4個

「BOOK」データベース~

ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。

ズシン!と来るようなサプライズは無いけど、心地よい小さなサプライズ・・・気持ちよく読了しました!


アイネクライネナハトムジーク [ 伊坂幸太郎 ]

価格:1,512円
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感想(7件)